2011年ゴルフ会員権業界の総括
2011年の初めは、2008年からのリーマンショックの傷が癒えつつあり、ある程度先行き楽観視され会員権相場も堅調でした。
ところが
3月11日に「東日本大震災」がありました。
絶対に忘れてはいけない大事件と思うのでウィキから抜粋をさせていただきます。
観測史上最大の規模、マグニチュード (Mw) 9.0を記録し、震源域は岩手県沖から茨城県沖までの南北約500km、東西約200kmの広範囲に及んだ[6][7][8]。この地震により、場所によっては波高10m以上、最大遡上高40.5mにも上る大津波が発生し、東北地方と関東地方の太平洋沿岸部に壊滅的な被害をもたらした[9][10]。
また、大津波以外にも、地震の揺れや液状化現象、地盤沈下、ダムの決壊などによって、東北と関東の広大な範囲で被害が発生し、各種ライフラインも寸断された。2011年(平成23年)12月2日時点で、震災による死者・行方不明者は約2万人、建築物の全壊・半壊は合わせて35万戸以上[2]、ピーク時の避難者は40万人以上、停電世帯は800万戸以上[11]、断水世帯は180万戸以上[12]に上った。政府は震災による被害額を16兆から25兆円と試算している[13]。
地震と津波による被害を受けた東京電力福島第一原子力発電所では、全電源を喪失して原子炉を冷却できなくなり、大量の放射性物質の漏洩を伴う重大な原子力事故に発展した(福島第一原子力発電所事故)。これにより、原発のある浜通り地域を中心に、周辺一帯の福島県住民は長期の避難を強いられている。その他に火力発電所等でも損害が出たため、東北と関東は深刻な電力不足に陥った[14]
福島県を中心に少なからずゴルフ場が休業を余儀なくされました。営業再開を断念したゴルフ場も現れました。
ゴルフどころでない、会員権どころでない、自粛ムードでゴルフ需要、会員権需要が落ち込みました。
地震に追い打ちをかけるように
ギリシャの財政危機を発端にスペインやポルトガルの財政赤字が拡大して
ヨーロッパ金融危機に襲われ、株価が大幅に値下がりしました。
年初、ゴールドマンサックスがアコーデイアゴルフのほとんどの株を売却しました。
11月にパシフィックゴルフマネージメント(PGM)がローンスターの手を離れました。
2大外資系ゴルフ場会社が外資系親会社の手を離れました。
今のところアコーディアゴルフは経営方針の変化があまり見られません。
PGMがパチンコの平和の傘下に入ったことで経営方針に変化が現れるか注目したいと思います。
会員権の値下がりで名義書換料の負担が重荷に感じられるようになりました。
会員権の価格より名義書換料の方がはるかに高い。
会員権がますます奇異の目で見られるようになりました。
東松山CC(埼玉県)が注目されています。
名義書換料と特別預託金の変更(平成24年1月1日より)
名義書換料210万円+特別預託金100万円⇒名義書換料105万円+特別預託金50万円
名義書換料+特別預託金が半額に。
相場がほとんどつかなかったのですが、現在(11/12/17)70万円ほどとなりました。
『ゴルフができなくなった』
高齢化がすすみ、高齢ゴルファーの潜在的な売り希望が増えています。
ところが会員権の魅力が薄れ、若年層の需要が少なくなりました。
新陳代謝が進まなくなりました。
地震の直前から現在(11/12/17)と比べると、関東のゴルフ会員権価格の平均値が17%のダウンとなりました。
年末が押迫り、節税対策の売り希望が減少し始めました。値下がりが止まった気配があります。
2012年の会員権業界の課題は、“会員権の魅力”を復活させることと思います。
2011/12/17
ゴルフ会員権のお問い合わせは
アキゴルフサービスへ 電話 03−6418−2424(代)