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ゴルフ場会員権のメリットとは?
ゴルフ会員権業界の構造変化1

 


 

ゴルフ会員権業界の構造変化1

「最近ゴルフ場の予約が取りにくくなった。」

「優待券を今まで発行していたゴルフ場が発行をやめた。」

「優待券の割引率が小さくなった。」

「前年度比20%の入場者増になった」

といったはなしを耳にするようになりました。


バブル崩壊後約600コース倒産しました。

会員権相場は平均20分の1に下落、買い手がなく紙切れ状態のゴルフ場が続出しました。

いま、会員権相場は底打ちし、極端な値下がりから、既に上昇トレンドに入りはじめました。

現在、ゴルフ業界に大きな構造変化が起こりつつあります。

会員権への需要につながる構造変化の事例と供給面の事例を以下にまとめてみます。


会員権需要面の構造変化


(1)ゴルフ場経営者が強気になります。

・ゴルフ場入場者数が戻りつつあります。

東京地区平成17年入場者、前年比1・40%のプラス。都ゴルフ場支配人会調べ。

 H18年(昨年)秋のゴルフシーズンでは前年度比大幅増のゴルフ場が出てきました。

・ゴルフ練習場利用者数も回復しつつあります。

・昨年(2006年)度中、値上げ検討30コース、値下げ検討10コース(日経H18、8、29ゴルフ場主要コース調査より)。

2007年はゴルフ場入場者の伸びが鮮明になり、値上げを実施するゴルフ場がより増加すると考えます。

(2)セルフプレー(ノーキャデイ)の一般化

仮に入場料アップがされた場合顧客離れにつながるでしょうか?

セルフプレーがバブル崩壊後一般化しました。
セルフプレーの普及などでバブル以前と比較して大幅値下がり。
セルフプレーの場合キャデイフイーだけで約3000円の値下がり。

乗用カートを利用しても料金が1000円程度ですから差し引き、かなりの値下がりになります。

バブル崩壊後なんと2000〜3000円プラスアルファの大幅値下がりがされたことになります。 

若干の値上げは受け入れられる可能性があります。


(3)乗用カートで入場者増

疲れない、ラクに回れると乗用カートが普及しました。ゴルファーの高齢化に対応、入場者増に貢献しました。若いゴルファーにも乗用カート利用があたりまえのように受け入れられました。

周辺のゴルフ場より、率先して導入したゴルフ場は入場者増に成功しました。

乗用カート導入、ノーキャデイシステム、料金の前払い、自動料金支払機などで人件費を徹底節減したゴルフ場が出現しました。

日本のゴルフ場の風景が変わりました。


(4)機材、資材(肥料など)の大量仕入れで改良、改修

外資など大量のゴルフ場を買収し、スケールメリットを生かせるゴルフ場が出始めました。

料金を下げても入場者増などで赤字にならず、十分な利益を確保できるようになりました。

機材、肥料などの大量仕入れでコースの改良、改修を積極的におこない入場者増を成功させています。

低料金、かつしっかり手入れの行き届いたよいゴルフ場でプレーできるとなればお客が増えるのは当然
かも知れません。

(5)景気回復、株価回復が反映はじめました

「株があがったから会員権買いたい」「事業で儲かったから買いたい」
     
入会希望が増えつつあります。

(6)会員になってゴルフを楽しみたい

会員仲間と競う。会員仲間と交流。ゴルフ場の支配人、従業員と親しむ。

メンバーでないと東京近郊では土日の予約は今でも難しいし、今後難しくなります。

メンバーであれば予約なしで出向いてプレーできるコース多い。土日は東京近郊ではビジターではムリです。

(7)メンバーとビジターの差額が意識されます。

立川国際CCの例

土日の差額  ビジター22500円−メンバー8000円=14500円の差額

名義書換料 100万円  預託金 150万円(退会時返還)

週 1回 利用 14500×4回=58000円  年間では58000円×12=696000円

名義書換料 100万円 は2年もかからないでモトがとれることになります。

・直接的な会員権のメリットは利用すればするほどモトがとれることです。

・東京、神奈川などの“近い”ゴルフ場のメリット顕著。差額大きい。

団塊世代・のリタイヤ、景気回復、などでゴルフ人口が増える可能性があります。

ゴルフ場経営者が強気になり、土日、平日のビジターフィーのアップが考えられます。

相対的に会員権のメリットが大きくなります。

    
(8)額面われ会員権需要

しっかり償還しそうなゴルフ場の額面われ会員権を買いたい。

投資と実需の一石二鳥をねらった需要があります。

相場回復で額面が相場を下まわるまで根強い需要が続きます。

(9)大規模オーナーチェンジで安心して会員権を買えるようになりつつあります

カンタンにバブル崩壊後の状況を振り返ってみます。

長引く不況、若年・のゴルフ離れ、企業のリストラで接待需要の減少でゴルフ場入場者数が減りました。

その結果、集客競争がおこり、料金値下げ競争となりました。

メンバーとビジターの差額が縮小しました。

会員権いらない、ビジターで十分とゴルファーの話題になりました。

会員権はアブナイ、危険な存在でした。会員権を買うと値下がりする。それどころか倒産で紙くずになってしまう。

大手といわれていた日東興業、スポーツ振興、ゴルフ振興、富士パングループなどが 倒産しました。

バブルのピーク時前後に募集したゴルフ場だけでなく、昭和40年台以降の預託金制のゴルフ場は軒並み手ひどい打撃を受けました。

いま約600コース倒産し、再倒産しそうのない優良企業に肩がわりされ、再生への過程にあります。

ローンスター、ゴールドマンザックスの2大外資をはじめ・東急不動産、オリックス、ユニマット、森トラスト、東京建物などが積極的に参入しております。

いま償還問題、一種の不良債権問題が解決の方向でヤマを越えました。
    
ハッキリ平成15年6月を底にして会員権相場が上昇トレンドにはいりました。

ヤバイ、アブナイと存われていた会員権が安心して買えるようになりつつあります。


ゴルフ会員権業界の構造変化2に続く


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