社団法人制
日本最古のゴルフ場「神戸ゴルフ倶楽部」(六甲山ゴルフ場)を、明治36年、A・H・グルームが数人でおカネを持ち寄ってゴルフ場をつくりましたが、現在は社団法人制のゴルフ場となっております。
昭和20年代までにつくられたコースのほとんどが社団法人で、いわゆる名門ゴルフ場です。
公益に資することを目的とした民法上の公益法人で税制その他で優遇されております。
社団法人ゴルフクラブが「体育文化の向上に役立っている」という名目が、優遇の根拠となっているようです。
ところが、現実は、お気づきの通り、矛盾をはらんでおります。
会員権の譲渡不可が原則で、一代限り、相続の場合、直系親族に限るなど制限が厳しいゴルフ場が多い。
入会しようとしても入れない、いくらおカネをつんでも入れない、ゴルファーの憧れの名門コースとなっている例が多い。
以前は、土日は特に、平日も会員同伴または紹介がないとビジターはプレーができないなど、厳しい入場制限がされ、名門ゴルフ場の風格を保つ努力がされました。ただ、現実は厳しく、長引く不況で、コンペ、ビジターをある程度入れて、財務を安定させないとやっていけないという状況下にあります。
我孫子、鷹之台は社団法人ですが、譲渡可能です。
おそらく、近い将来、社団法人のゴルフクラブは公益性が低いとして、株式会社に転換される可能性が高いと言われております。
社団法人ゴルフ場 例 : 霞ヶ関、東京、相模、程ヶ谷 那須 など
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